早期退職・アーリーリタイアして3年目の年を迎えます。昨年上期までは、失業保険の給付がありましたが、いよいよ、今年からは僅かなブログ収入だけとなります。
さて、2016年の収支の計算が終わり、老後キャッシュフローを更新しました。
以前の記事で、「だいすけ」のキャッシュフローでは89歳まで生きられる(節約生活の場合)という事を書きましたが、今回、更新した結果、なんと、96歳まで長生きできる(?)ようになりました。(これを最大生存寿命と定義します。)
なんで、一気に6歳も延びたかというと、
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インフレ係数の更新
「だいすけ」のキャッシュフローでは、インフレ2%を加味し、
例えば、今年の支出が100万円の予算だとすると、翌年には102万円、2年後には104万円と、前年の支出に対して1.02を掛ける計算になっています。
従来のキャッシュフローでは、2015年の支出を1として、2016年以降、前年の1.02倍としていました。しかし、幸いにも、未だインフレは起こっていません。
そこで、今回の更新では2017年を基準、すなわち1として、インフレ係数を見直しました。前のキャッシュフローに対して、2年間インフレ開始が遅れた事になります。
これだけで、最大生存寿命89歳から93歳に延びました。
インフレ率2%の場合、今、100万円の支出で済んでいたものが、10年後には122万円、35年後には200万円と2倍にもなってしまうのです。
現在は、完全に貯蓄を取り崩して生活している状態ですが、年金受給開始後は現在より収支が改善されます(貯蓄取り崩し額が減る)。2年のインフレ開始の遅れで減った支出額が、(年金受給開始後の)4年分の貯蓄取り崩し額に相当したという事です。
*当然ですが、この辺の数字は、年金受給額や将来の年金の見積額をどのように計算するかによって変わります。
支出が予算より大幅に下回ったうえ、運用益(含み益)があり、資産取り崩し額が少なかった。
支出額
2016年の支出額、予定していた金額より、大幅に下回りました。
まあ、これは節約に励んだ、というより、元のプランが、かなり余裕を持った数字にしていたからです。
「だいすけ」のキャッシュフロー、実は3パターン用意しています。
1つがベースとなる「節約版」。もう一つが前の記事でも紹介した「ゆとり版」、そして、もう1つ、「超節約版」というのもあります。
因みに、それぞれの最大生存寿命は、2016年時点で、
「節約版」89歳、「ゆとり版」79歳、「超節約版」97歳
となります。
早期退職・アーリーリタイア後の生活は、実際は、この「超節約版」で行っています。
運用益
これは、トランプ様のおかげ。
ただ、こんな年が続くとは限らない、あくまで「投資は水物」と考えています。
「勝って兜の緒を締めろ」の諺通り、投資資金を損失許容限度以上に増やしたりする事はしません。
あくまで、インフレが起きなかった時、最低限の生活は、安全資産だけで送れるよう、安全資産と投資資産の比率を守っていきます。
最新版での最大生存寿命
その他、細かい修正を加え、最終的には、
*()内は、従来の結果
「節約版」96歳 (89歳)
「ゆとり版」84歳 (79歳)
「超節約版」100歳オーバー (97歳)
かなり余裕が出てきました。
但し、このキャッシュフローは、「死ぬまで夫婦2人とも自宅で生活出来る」という前提で計算しています。医療費だけは、高齢になるほど予算額を増やしていますが、その他の生活費は変えていません。
もし、夫婦どちらかが介護が必要な状態になったとしても、介護付き有料老人ホームに入居できるような予算は到底ありません。
そういう不安を考えると、暫くは「超節約版」での生活を続けた方が良いかな。
まあ、この「超節約版」でも、そう大きな不満はありませんし。
(唯一、冬の間、昼間はエアコンつけないようにしているのですが、寒い日だと、ちょっと、こたえるかな。。。)