毎年、年初の恒例作業。
老後のキャッシュフローを2020年版に更新しました。
「老後キャッシュフロー」とは、今現在の資産をもとに、今後の支出、そして収入(主に年金)から、毎年の資産額、そして最終的には何歳まで生活できるかを計算するEXCELファイルです。
2018年初頭の計算では、「ゆとり版」(あくまで「だいすけ」の感覚でゆとりある生活)でも87歳まで生活できるとの結果でしたが、2020年版はいかに?
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2020年版 老後キャッシュフロー、ゆとりある生活を何歳まで送れるか?
2020年更新版では、
95歳
と、2018年初頭に比べ8歳長く生きれる結果となりました。
計算の前提となるインフレ率、年金など
インフレ率 : 2%(消費税増税を含む)
(年金マクロ経済スライド)スライド調整率 : 1.3%
*即ち、インフレ2%の元、年金は0.7%しか増えないという事です。
資産運用利回り(無リスク資産) : 0.32%(税引き後)
資産運用利回り(リスク資産) : 1.20%(税引き後)
実はアーリーリタイアした後、資産は殆ど減っていない
実はアーリーリタイした時の資産に対して、現時点の資産は殆ど減っていません。(減ったのは子供の学費分ぐらいかな)
だから毎年、生きていける年齢が上がっていってるんです。
理由は、
ここ数年の相場が良く、資産運用がうまくいっているという事もありますが、
それとともに殆どインフレになっていないという事が大きいかな。
正確には若干の物価上昇はありましたが、予算を増やさなくても生活できたという事です。
2019年10月の消費税増税でも予算を増やしていないし、実際の支出も増えていません(軽減税率のおかげでもあるけど)。
重要なのは無リスク資産で何歳まで生きられるか?
「だいすけ」の投資方針は、あくまで無リスク資産で最低限の生活を送れるだけの資産を持った上で、余剰資金を投資に回すという事です。
これが、相場がどうなろうとも安心して投資を継続できる「だいすけ」のリスク許容度です。
そして無リスク資産で生活できるレベルが、「最低限の生活」から「ちょっとだけゆとりのある生活」に年々アップしてきています。
最終的には、無リスク資産だけで「ゆとりのある生活」を送れる事が理想。
だけどインフレを考慮した老人ホーム費用まではまだまだ足りない。
以上の計算は、あくまで夫婦二人とも元気でいられるとの仮定のもと。
「元気」とは、今想定としている予算の範囲内で生活できるレベルを維持できるという事です。
*勿論、医療費などは年とともに増える事を想定。医療費負担は3割のままで。
一方で、老後、子供に面倒をかけないというのが親としての最後の務めと考えていますが、その為には(有料)老人ホームに入らざるを得ない事も出てくるでしょう。
そして、最悪のシナリオは夫婦ともに有料老人ホームに入る事。(夫婦同室ならば費用も抑えられますが、一緒に入れない場合も多いようですし)
だけど、これは全くもって無理!
詳しくは下記の記事に書いていますが、インフレ2%で計算すると一人 7,900万円必要、二人なら約1.6億。
まあ、毎年2%のインフレが継続する事は考えにくい、仮にインフレが起きたら、現在想定している利回りより高く運用できると信じで、そう悲観的になる事もないかな。
過度な贅沢をする事無く、今の生活レベルを維持、
そして、夫婦とも今の収入をヘソクリとしているので、これを着実に増やしていく事かな。