「だいすけ」が、本ブログの他に、もう一つ運営しているブログ、このブログ、早期退職・アーリーリタイアとは全く関係なく、普通に資産運用とかの話題を取り上げています。
そこで、たまたま番外編として記事にした、「早期退職・アーリーリタイアするにはいくら必要?~ 」を多くの方に読んで頂いています。
そこで、本ブログでもご紹介するとともに、この計算結果で注目して欲しいところを本ブログに書きます。
早期退職・アーリーリタイアに必要な資産
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前提条件
- インフレは2%、マクロ経済スライドによるスライド調整率は1.3%
- 夫婦同年齢、ともに90歳まで生きる事。
- 収入は65歳からの公的年金のみとし、下記のデータをもとに夫婦合わせて年額266万円とする。
厚生労働省によると、平成28年度の厚生年金の支給額は、夫が平均的収入(賞与込みで月額42.8万円)で40年間就業、妻専業主婦の場合で、月額 221,504円 (基礎年金を含む夫婦合わせた額)となっています。年額266万円。
- 早期退職すると厚生年金が減額されるが、それも考慮し、退職年齢に応じて上記年金額より差引いてある。
- 資産はインフレ率と同率で運用。
*年金額や生活費は現時点での価額です、年金はインフレ率-スイラド調整率で増額、生活費もインフレ率分上昇するとして計算してます。
リタイアに必要な資産額
退職年齢 | 最低限の生活 (年間支出264万円) |
プチゆとり (年間支出350万円) |
ゆとりある生活 (年間支出425万円) |
45歳 | 8,326万円 | 12,282万円 | 15,723万円 |
46歳 | 7,963万円 | 11,833万円 | 15,199万円 |
47歳 | 7,598万円 | 11,382万円 | 14,674万円 |
48歳 | 7,231万円 | 10,929万円 | 14,146万円 |
49歳 | 6,863万円 | 10,475万円 | 13,616万円 |
50歳 | 6,492万円 | 10,018万円 | 13,084万円 |
51歳 | 6,119万円 | 9,559万円 | 12,551万円 |
52歳 | 5,743万円 | 9,097万円 | 12,015万円 |
53歳 | 5,366万円 | 8,634万円 | 11,476万円 |
54歳 | 4,986万円 | 8,168万円 | 10,936万円 |
55歳 | 4,605万円 | 7,701万円 | 10,394万円 |
56歳 | 4,221万円 | 7,231万円 | 9,849万円 |
57歳 | 3,834万円 | 6,758万円 | 9,302万円 |
58歳 | 3,446万円 | 6,284万円 | 8,752万円 |
59歳 | 3,055万円 | 5,807万円 | 8,200万円 |
60歳 | 2,661万円 | 5,327万円 | 7,646万円 |
重要なのは、資産額より、いかに節約した生活をおくれるか。
上記表の金額は、前提条件によりいくらでも変わります。あくまで参考として見て下さい。ご自分にとって本当に必要なリアイア資金は、それぞれの状況に応じたキャッシュフローを作って計算してみなければわかりません。
表では、年間支出264万円、350万円、425万円の3通りで計算してあります。この支出額、最低日常生活費の年額264万円、ゆとりある老後生活費の年額425万円という生活保険文化センターの調査結果を使用しています。350万円というのは、その中間で「プチゆとり」としました。
「だいすけ」が上の表で注目して欲しいところは、金額ではなく、必要な生活費(年間支出額)と資産の関係。
例えば、ゆとりある生活425万円で生活しようと考えている方が、定年60歳まで働いた場合、必要な資産額は約7,600万円となります。
一方で、7,600万円もの資産があれば、
プチゆとりの生活であれば、55~56歳、
最低限の生活であれば、47歳
でリタイア出来るのです。
ゆとりある生活に対して、年間76万節約出来たら4~5年、年間160万節約したら、13年も早くリタイア出来る事になります。
さらに、それだけの節約の出来る方でしたら、必要な資産を築くのも早くなりますので、いっそう差は開く事でしょう。
資産額も重要ですが、それより大切なのは、いかに年間支出(生活費)を削減できるか、という事です。
(注意)年間支出額とは、持家でない方は賃貸料、もしくはローンを抱えている方はその支払い、そして教育費など本当にすべて含めた支出です。