12月のボーナスをもらって退職しようと考えている方、あるいは迷っている方も多いかと思います。「だいすけ」いた元会社でも、12月が一番退職者の多い月でした。
もう10月も半ばに入りますので、そろそろ自分自身で決断し、上司なりに伝えなければならない頃ですよね。
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ほんとに退職して大丈夫ですか?
次の転職先が決まっている方、あるいは巨額の資産をお持ちの方
何も言う事はないですね。
これから転職先を探す方
自分の能力に自信のある方、きっと次の転職先もすぐに見つかる事でしょう。
だけど、そうでない方、特に「だいすけ」のように50歳以上の方、転職はそんなに簡単ではないです。
勿論、どんな仕事でも厭わず、最低限の生活が出来るだけの収入があれば大丈夫という方であれば、何かしらあると思います。
だけど、「だいすけ」のように、遠距離通勤は嫌だ、事務職じゃないと嫌だ、なんて贅沢な要求ばかりしていると、なかなか見つかるものではありません。
アーリーリタイアしようと思っている方
本当に、今の資産で生涯やっていけるか確認されましたか?
インフレが起きても大丈夫ですか?
年金をあてにしている方、マクロ経済スライドを考慮していますか?
是非、本ブログでも9回にわたって紹介したキャッシュフローを作ってみて、その資産額でやっていけるのか確認して下さい。
最終的には「何とかなるさ」という楽観的な考えも必要ですが、全く無計画な退職は老後破綻へ一直線なんて事にもなりかなません。
投資で資産を増やしていこうと思っている方
投資の才能にあふれている方には、才能のない「だいすけ」が言う事は何もありません。ただ、うらやましいだけです。
だけど、普通の方で、年利回り〇%で運用すれば何とかなると思っているなら、考え直した方が良いと思います。
どんな投資法であれ、投資はあくまでリスクをとった上でリターンを期待できるものであって、必ず利益が出ると保証されたものではありません、
リタイアしてやりたい事がありますか?
本ブログのテーマでもありますが、思っているよりリタイア生活、楽しい事ばかりではないですよ。
明らかな目的があってリタイアする方は、きっと素晴らしいリタイア生活が待っていると思います。
だけど、そうじゃない方、あくまで以下は「だいすけ」の場合ですが、
リタイアしてすぐは、自由になった解放感に満ち溢れ、楽しい生活を楽しむことが出来ます。だけど、暫くすると「俺はこの歳でこんな生活してて良いのだろうか?」という自己嫌悪のような感情に襲われます。そして、無職という世間体の悪さが気になるかもしれません。
「だいすけ」を含め多くの方が、「会社に拘束されるのが嫌だ」という理由でアーリーリタイアを選択した思いますが、自由な生活というのも、ある意味、会社に拘束されているのと同じぐらい大変な事です。
会社員であれば、何時に会社に行って、次に何をやって、というふうにスケジュールを決めてくれます。また、自動的に組織に属し、そこで(たまには嫌な奴もいますが)仲間が出来ます。拘束の見返りとして、全て会社がセッティングしてくれるのです。
一方、自由な生活は、全てを自分の責任で決めなければなりません。何をするか、何が生きがいなのか、誰とどういう感じで付き合うか等々。自らアクションを起こさないと本当にただの引き籠りになってしまいます。
そして、その覚悟があるなら、アーリーリタイアも素晴らしい選択の一つだと思います。
残念ながら、「だいすけ」は未だ「自由な生活を思う存分楽しむ」という境地には達していませんが、そうなるよう努力中です。
そう、自由を楽しむのも努力が必要なんです。
アーリーリタイアを選択した「だいすけ」ですが、「リタイアして本当に良かった」と心底思えるようになるまでは、決して、アーリーリタイアを人に勧める事はありません。