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(以前の記事でも書いた事がありますが)「だいすけ」が早期退職する2~3年前にも早期希望退職募集がありました。
その時は、迷いに迷い、結局、応募する事を断念しました。
まだ仕事に未練があった事、会社が未だ必要としてくれている(みたい)と感じた事などもありますが、最大の理由は、アーリーリタイアするには資金が不足していたという事です。
当時は、早期退職後も軽いバイトをする事で、なんとかやりくりするキャッシュフローを考えたりもしましたが、今になって思えば、その時辞めなくて正解でした。
バイトっていっても、そう簡単に出来るものでない、職種を選ばず、どんな仕事でも出来るような歳ではないですから(体力的な問題ではなく、変なプライドみたいなものかな)。
1回目の早期退職募集から考えていた事
早期希望退職募集(キャンペーン)には、募集者限定でもれなく割増退職金がもらえます。給料の何カ月分ってやつです。
応募を断念した「だいすけ」にも、割増退職金の金額の通知は来ました。
そして、その後も働き続けた「だいすけ」ですが、毎月の給料をもらうたびに、(応募していたらもらえた筈の)割増退職金から、給料(手取り)を引いていき、残額を計算するのが毎月の日課(月課?)でした。そう、あと何か月働けば、元が取れるかばかり考えていたのです。
せっかくのキャンペーンを断念し、その数か月後に辞めるっていうのが最悪のパターン、とにかく、元を取るまでは辞めてはいけないと。
まあ、こんな事考えたり、計算したりする人って、きっとあまりいないですよね。もう、この時点で、資金さえ確保出来たら早期退職する事を決めていたんです。
言い換えれば、こんなことばかり考えてる自分が、今後、サラリーマンを続けても幸せになれないと。
そして、その後も何とか働き、ついに、その間もらった給料総額が割増退職金を上回りました。その時の喜びは忘れません。
良かった、あの時辞めなくて良かった、これで元は取ったぞ!
それから暫くたって、思いもしなかった2回目の早期希望退職キャンペーン!
キャンペーン特典の割増退職金は1回目とほぼ同じです。
割増退職金の金額を見た時、応募する事を即決、今回は、何の迷いもありませんでした。
1回目の早期退職募集から実際に早期退職するまでの時間が、自分の今後の人生を考え、そしてアーリーリタイアする為の良い準備期間だったと思います。
定年まで働くか、それともアーリーリタイアするか、そして、退職後の住まいはどうするか等々。
この間、老後のキャッシュフローの精度もあがり、お金に対する不安も薄れてきました。
そして、早期退職・アーリーリタイアという道を選択したのです。