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アーリーリタイアする上で最も心配なのは、やはり「お金」、「老後資金」。
いや、アーリーリタイアだけでなく、普通に定年退職する方でも不安に思っている方も多い事でしょう。
老後を不安なく生活できる必要な資金は、いったいいくら?
多くの雑誌・ネット記事、そしてリタイアブログ等でも取り上げられています。
そんなに必要ないという意見や、あるいは「老後破産」という不安を煽り投資を勧める記事など・・・
ただ、その多くが、現状の生活レベルを前提に計算されているように思えます。
はたして、今の生活を70、80、90歳と維持できるでしょうか?
例えば極端な節約生活、今は、それを楽しみながら生活しているとしても、80歳になって、その気力が残っているでしょうか?
料理する気力さえ起きない、そして毎日コンビニ弁当や宅配弁当になるって事も有り得ます。
投資生活だって同じ、今のような冷静な判断が出来るとは限りません。
それが老いるという事です。
病気等で寝たきり生活になる、介護が必要になる、
冷静な判断が出来なくなる、あるいは痴呆症になる、
病気ではないけど、何もする気力がわかない状態になる、
等・・・
いろいろな老い方があります。
少なくとも、現在の気力・体力・知力(判断力)を老後も維持できるという方はいないでしょう。
老後の最大のリスクは、いかに老いるかという事なんです。
そして、それによってライフスタイルも大きく変わり、必要な老後資金も変わってきます。
例えば、「だいすけ」の両親の場合、体はそこそこ元気なのですが、徐々に気力がなくなり、最近では料理する事も面倒らしく、外食や総菜・弁当などを買ってくる事が増えてきているようです。
また、極端な暑がり、寒がりになり、冷暖房費(光熱費)もかなりかかっています。
具体的な金額までは聞いていませんが、確実に生活費は増えているでしょう。
じゃ、どうすれば良いか?
子どもと同居するなど、十分サポートしてくれる家族がいれば良いのですがそう恵まれた環境にいる方は少ないでしょう。
まして、自分の我がままでアーリーリタイアしたとなれば、子どもに頼る訳にもいきません。
出来る事は、
リタイア前の十分な資金確保、マージンを持った老後キャッシュフロー、
(少なくとも今の生活費を減らすのではなく、寧ろ増えていく事を前提とする)
気力・体力ともに十分なうちに節約、資産取り崩しをなるべく抑える、
(折角のリタイア生活、楽しまなければ意味が無いので、これとの兼ね合いが難しいですが・・・)
そして、最も頼りになるのが公的年金。
今後、減額などの不安はありますが、何と言っても終身年金という強みは何より安心。
サラリーマンとして少しでも長く勤め、老齢厚生年金の受給額を増やしておく事です。
そして、最後に決断するのは、あなた自身です。
あれ、アーリーリタイア・ブログなのに、またまた不安を煽る系記事になってしまった(笑)
既にリタイアした今、時に楽観的になったり、あるいは慎重・不安になったりと、自分の中でも考えが日々揺らいでいるっていうのが正直なところかな。