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金融広報中央委員会が公表している「家計の金融行動に関する世論調査」の2016年版(二人以上世帯)を見てみました。
これによると、
50歳代で、金融資産を保有している世帯70.5%、一世帯当たりの金融資産保有額500万円(中央値)です。
60歳代だと、金融資産を保有している世帯70.7%、一世帯当たりの金融資産保有額650万円(中央値)です。
50,60歳代で金融資産を保有していない方は(特別な事情がない限り)論外として、
保有している方に限れば、
50歳代 1,074万円、60歳代 1,500万円となります、さらに70歳代だと1,110万円(いずれも中央値)。
さすがにアーリリタイアを考えている人で、これだけの資産額って事はないでしょう?
この数字を見て正直驚きました。え、こんなんで生きていけるの?。(今の60歳代以降は、年金が恵まれているっていうのもありますが。)
アーリーリタイアすると、公的年金受給までの間は無収入となりますので、その間の生活費を余計に保有していないといけません。
だけど、それを差引いたとしても、上記の資産額程度、いや、それ以上は持っている筈。
言い換えると、余程のミニマリストでもない限り、これぐらい持ってなきゃアーリーリタイアしちゃダメでしょう!
勿論、「取りあえず会社辞めちゃえ、お金が無くなったらまた働けばいいや」というタイプの方は別ですが。
自分のキャッシュフローと比較して、安心する。
勿論、「だいすけ」もこの程度の資産なら持っています。
そして、なんだか、こういう統計資料を見ると安心します。
少なくとも、中間以上の生活は出来るかな、と。
まあ、その中間的な生活っていうのが、どういうものかは分かりませんが。。。
アーリーリタイアする方は金融リテラシーも持っている筈なので将来の経済状況の変化にも対応できる。
自分の将来のライフプラン・キャッシュフローの計算を行い、計画性をもって早期退職・アーリーリタイアした方であれば、それなりの金融リテラシーも持っていると思います。
何より無駄な支出をしない事、そして(投資を含めた)資産運用、インフレに対する備えなど、少なくとも、中央値以下の資産しか持っていない方より、将来の経済状況の変化にも十分対応できる力がある筈です。
だから、あくまで中間的な生活レベルだったら、この程度の資産額でも十分アーリーリタイアが可能なんです。
そして最後に、アーリーリタイアの最大の敵は「お金」ではないと気付く事でしょう。