2016年5月6日 (本記事は当時の日記をもとに一部、加筆・修正して2016年8月5日にアップしたものです)
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固定資産税、都市計画税の納税通知書が届きました。
この税金は、自宅維持費として今後一生払っていかなくてはいけませんし(勿論、税額は変わりますが)、老後キャッシュフローにも大きく影響してきますので、一体いくらになるのか、早く知りたいと思っていました。
結果は、概ね予想通り、実際の方がちょっとだけ少なく、取りあえず安心しました。
ところで、この納税通知書から我が家の固定資産税評価額がわかります。それと、実際の購入価格を比較してみました。我が家は建売ですが、契約書に土地、家屋、それぞれの価格が記載されていました。トータルの価格からどこまで厳密に配分しているのかはわかりませんが。ただ、消費税の計算(土地には消費税かからない)等がありますから、そんなに適当な数字ではない筈。
で、結果は、
土地の方は、 評価額 / 購入価格 = 50%
そもそも土地の価格って、いくつか公表されますが、最も実際の売買価格に近いのが公示価格。固定資産税評価額は、その公示価格の70%程度とされています。って事は、逆に言うと、購入価格の70%が概ね固定資産税評価額となるのかな?。それに対し我が家は50%。
うーん、これは税額が少なかったと喜んでよいのか、高い値段で買っちゃったと悲しむべきなのか。。。 まあ、ものすごく大雑把な計算なので、そう気にしても仕方ないですが。
家屋の方は、評価額 / 購入価格 = 80%
家屋の場合、既に1年分の経年減点補正率(築年数とともに減少する資産価値を表す係数) 80%が入っているので、ピッタリ一致。まあ、ここまで一致するのは、ただの偶然でしょうけど。
取りあえず、今回の税額で老後キャッシュフローを更新しました。これから将来、我が家の土地の価格、下がるのも嫌ですが、一方で上がるのも、税額のアップにつながりますので困りもの。まあ、ずっとトントンぐらいだといいかな、なんて勝手に期待していますが。
ちなみに、老後キャッシュフローの方は、全ての支出に対して、一定のインフレ率が加味されるように計算していますので、固定資産税、都市計画税もインフレ率と同程度の上昇なら予算上問題なしです。実際には、家屋の方は経年減点補正率により下がっていくファクターも有りますし。
固定資産税、都市計画税について
折角なので、固定資産税と都市計画税について、簡単にご説明します。
まず、納税通知書から土地、家屋、それぞれの固定資産税評価額がわかります。
これに税率をかけるのですが、
税率は概ね固定資産税1.4%、都市計画税が0.3%です。「概ね」と書いたのは、市町村により若干異なるからです。固定資産税の1.4%は標準税率なので、これより高い場合もありますが、都市計画税の0.3%は制限税率ですので最大で0.3%です。
ただし、土地に関しては、「住宅用地に対する課税標準の特例措置」というのがあって、
200m2までは、固定資産税は評価額の1/6、都市計画税は評価額の1/3
200m2を超える部分については、固定資産税は評価額の1/3、都市計画税は評価額の2/3
で計算してくれます。
また、家屋についても、「新築住宅に対する固定資産税の減額」があり、所定の条件を満たせば3~5年(長期優良住宅はさらに2年追加)、固定資産税(家屋部分のみ)が1/2となります(120m2まで)。
以上をまとめると、
土地200m2以下、建物120m2以下(50m2以上)の場合、*税率は、それぞれ1.4%、0.3%と仮定
固定資産税
土地 評価額 x 1/6 x 1.4%
家屋 評価額 x 1.4% (当初3~5年) 評価額 x 1.4% x 1/2
都市計画税
土地 評価額 x 1/3 x 0.3%
家屋 評価額 x 0.3%
となります。