(ペーパー)ファイナンシャルプランナー「だいすけ」がおくる「人生のキャッシュフローを作ろう」シリーズ8回目です。
今回は「リスク」についてです。
スポンサーリンク
考え始めたらきりがないリスク
最近よく聞く老後破綻・破産の記事などを見ていると、多くのリスクが取り上げられています。
一番多いのは子供関係。
- 子供が仕事できない状態になる、引きこもり、ニート。
--> うーん、これはあり得ない話ではないけど、自分が破産しない範囲で援助すれば良いかな。 - 子供が事故を起こし、その賠償責任。
--> 子供が独立する前に、ちゃんと保険の話とかしとかなきゃ。 - 子供や孫にお金を使う。
--> 「だいすけ」は子供が独立後は、(子供が健康である限り)金銭的支援はしないつもり。もし孫でも出来たら、おもちゃぐらいは買ってあげるだろうけど。
子供関係以外でも、
- 自分が軽い痴呆になり、浪費してしまったり、詐欺にあったりする。
--> 夫婦同時に痴呆になる可能性は少ないだろうから、どちらか健康な方がちゃんと管理するようにする。その為には、奥さんにもある程度、資産の事、把握してもらわないと。先ずは、資産の預け先の一覧ぐらいは奥さんに渡しとかなきゃ。
後、成年後見制度、信託銀行に資産を管理してもらう後見制度支援信託を使うという手もあります。 - 天災、事故
--> 先ずは保険にはちゃんと入る事。それでも地震保険は最大でも50%しか補償してくれない、まあ、その時は、小さな家を建てて、何とか生き残れるかな。 - 離婚
--> (離婚理由にもよるでしょうが)基本的に資産も半分、将来の年金も半分、これじゃ生活できない。。。 - 親の介護費用
--> 前回書いたように自分が要介護状態になった時の心配もありますが、その前にやってくるのが親の介護。
きっと、その為の資金は親自身が貯めている筈、と思いたいですが、実際、親に対して「いくら貯蓄あるの?」なんて、なかなか聞けないですよね。
と、考え始めたら、いくつでも出てくるリスク。
今、対応・対策出来る事はやりますけど、後は、考えても仕方ないかな。
だんだん考え方がアバウトになっていく。。。
この「人生のキャッシュフローを作ろう」シリーズ、インフレ、税金、年金などなど、当初は、細かい事まできっちり説明してきたつもりですし、「だいすけ」自身も、実際そのようなキャッシュフローを作っています。
が、最後の方になって、だんだんアバウトに。。。
- 結局、人生なんて何が起こるかわからないし、EXCELなんかで計算できるもんでもなし。
- もし、全てのリスクに備えようとしたら、親、子供分の生涯の生活費を貯めて、そして離婚するケースも考えて夫婦別々の生活費、天災・事故などに備えた予備の資産や多額の保険金・・・、一部の裕福層を除き、所詮、庶民には無理な話。
- アーリーリタイアした者だけではなく、60歳、いや65歳まで働いたって安心できる資産なんて築けない。
計算できるところはちゃんとする、そして、その後は「なるようになるさ」、って楽観的な部分も必要かな、と思います。そうでなきゃ、お金の為だけの人生になってしまいます。
この「人生のキャッシュフローを作ろう」シリーズを書きつつ、「だいすけ」自身も、そういう考えに変わってきました。
(注意) 全てを「なるようになるさ」で済ましちゃだめですよ!