だいすけの早退&投資日記

50代前半で早期退職した「だいすけ」のアーリーリタイア生活と投資・資産運用(主にインデックス投資)ブログです。

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お金・年金・保険・税金

失業保険(雇用保険) ハローワーク体験記! 手続き、求職活動のまとめ!

投稿日:

退職したら先ずお世話になるのが雇用保険(失業保険)。

勿論、あくまで失業保険ですので、「就職しようとする積極的な意思がある」事が受給の重要な要件です。

管理人が実際に雇用保険の手続きを行い、失業給付を受給していた期間の求職活動等についてまとめます。

*管理人が実際に受給したのは2015~2016年で、その時の経験に基づき本記事を記載しています。現在とは異なっている部分もあるかもしれませんのでご注意ください。またハローワークによっても異なる点があるかもしれません。
*一部の数字は可能な限り最新(2021.11時点)の情報に修正してあります。
*管理人は早期退職募集を利用して退職しましたが、会社都合での退職という事になっています。

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雇用保険受給手続き

先ず必要なのは雇用保険(失業保険)の受給手続き。

お住まいの地域を管轄するハローワークで手続きを行います。

本来は離職票を会社から受け取ってから申請に行くものらしいですが、事前に会社側から離職票の送付が遅くなるので、離職票無しでハローワークに相談に行くように言われていました。

身分証明書、写真、印鑑、預金通帳(*)、退職証明書などを持参し、初めてハローワークに行きました。

(*)預金通帳 : 新生銀行に振り込んでもらいたかったのですが新生銀行には通帳がありません。そこで代わりにキャッシュカードを持参したのですが、これでも大丈夫でした。

予想通り、古い建物でちょっと暗い雰囲気。

先ず雇用保険担当窓口で事情(離職票が届いていない事、早期希望退職制度で退職した事)を説明したところ、すんなりと受け付けて頂けました。そういう事情でしたら会社都合の退職になりますねと。

失業保険で頂けるお金は正式には失業給付の「基本手当」といいます。基本手当の支給日数は自己都合か会社都合かで大きく違います。

例えば、年齢が45歳以上60歳未満、雇用保険の被保険者期間 20年以上という条件で、会社都合なら330日の給付を受けられますが、自己都合だと150日と半分以下です。

さらに自己都合退職では、受給資格決定日から7日間の待期期間の後、3カ月の給付制限期間があります(2020.10.1より2カ月に短縮されました、但し5年中2回まで)。会社都合退職では、この3カ月の給付制限期間はありません。

また基本手当の額ですが、退職前の6カ月の賃金合計を180日で割った額(賃金日額)のおおよそ5~8割となります。ただし、下表のように上限があります。

基本手当日額上限額 (2021.8.1時点)
離職時の年齢 賃金日額上限 基本手当日額の上限額
29歳以下 13,520円 6,760円
30~44歳 15,020円 7,510円
45~59歳 16,530円 8,265円
60~64歳 15,770円 7,096円

以上のような説明を受けた後、「雇用保険受給資格者のしおり」と「ハローワークカード」などを頂きました。離職票がないので仮の支給番号となっていました。「雇用保険受給資格者証」は離職票が届いてからとの事。(受給資格者証は国民健康保険の軽減措置申請にも必要です)

申請をしたこの日が「受給資格決定日」となります。これで、今後のスケジュールが全て決まります。火曜日でしたので、今後の認定日も4週間ごとの火曜日となります。(今なら曜日をずらすことは可能ですよと言われましたが。一度決定したら、以後、変更は出来ません。)

次に、就職相談窓口に行って求職申込書を作成します。実際は、希望の職種、勤務地、給与などを質問されながら、担当者の方が記入して下さいました。

これで手続きは終わりですが、その後、職業講習会、雇用保険説明会と二つの講習を受ける必要があります。この二つの講習会の日程もハローワークから指示されます。

だいたい失業者なのですから、"その日は忙しいから"なんて言い訳は通用しません。もっとも病気、身内の不幸、あるいは再就職の試験・面接などは考慮してくれるはずです。

それと、勘違いしている方もいらっしゃると思いますが、失業給付の「基本手当」は退職・失業したら無条件にもらえるものではありません。あくまで今後働く意欲のある人に支給されるものです。したがって、支給期間中は求職活動が必須です。

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ハローワーク 失業保険 認定日

初めての認定日

失業保険(雇用保険)の基本手当を受給するには、決められた日時(日にちだけでなく時間も15分の範囲で決められました)にハローワークに行き、「失業認定申告書」という書類に、それまでの求職活動の実績、アルバイトなどをしたかどうか等を記入し提出しなければなりません。これを認定日と言います。

初めてハローワークに行った日が受給資格決定日で、その後、職業講習会、雇用保険説明会と2度のセミナーを受講、そして今日が初めての認定日です。

管理人の場合(会社都合退職)、受給資格決定日から1週間の待期期間(この間は失業保険支給されない)を経て、残りの3週間分の認定を行う事になります。

*自己都合だと、1週間の待期期間の後さらに3か月間の給付制限期間があります(2020.10.1より2カ月に短縮されました、但し5年中2回まで)。

今回は、3週間分という事もあり求職活動は1回だけで良いとの事(通常は4週間に2回)。先に受けた職業講習会も求職活動と認定されますので、今回はこれだけでOKです。

先ずは、以前の説明会で配布されたアンケート用紙(今後、どんな感じで就職活動を行うかみたいな感じのアンケート)をもって職業相談窓口へ。アンケートの記入内容について簡単な面談。これも次回認定の際の求職活動の一つになるとの事。

その後、雇用保険の窓口に行って、事前に記入しておいた失業認定申告書を提出、10分ほど待った後、次回の失業認定書を渡されて終了。
今後、4週間毎に通うことになります。(もちろん、再就職が決まるか、所定の給付日数が満了するまで)

その間は、認定日から次回の認定日の前日までに2回以上の求職活動が必要となります。

注意すべきは、求職活動は認定日の前日までに行わなければならないという事です。認定日当日の求職活動(例えば、認定日にハローワークに行ったついでに職業相談を受けたとか)は次回分の活動としてカウントされます。

それと、これは、地域、ハローワークによって異なるかもしれませんが、管理人のところでは、ハローワークの端末での求職検索だけでは、求職活動と認められませんでした。

また、アルバイト・内職などをする場合、1日4時間以上働くと就職・就労とみなされて、その日の基本手当が先延ばしになります。(ただし受給期間の範囲内まで)

さらに1週間で4日、20時間以上働くと、バイトしていない日まで基本手当が支給されない可能性がありますのでご注意ください。事前にハローワークに相談されることをお勧めします。

また4時間以内の仕事でも、その収入によっては基本手当が減額される可能性もあります。

 

2回目以降の認定日

2回目以降は、認定日の前日までの4週間で2回の求職活動が必要です。

行った求職活動を失業認定申告書に記入して提出。

待つこと10分ぐらい、名前を呼ばれて次回の失業認定申告書を頂いて終了。

もっと、何か細かい確認とか面接みたいなのがあるのかと思っていましたが、本当に事務的な手続きだけです。

ハローワークの方と会話するのは、

書類を提出する時の

(私)「お願いします」

次回分をもらう時に

(ハローワーク)「次回は○月○日です。お疲れ様でした」

(私)「ありがとうございました」

これだけです。

まわりの方を見ていても、特別に呼ばれているのは書類に不備がある方だけのようです。

 

アルバイト・内職の申請

管理人は受給期間中、一度だけLancersで内職した事がありますが、当然、これも申請する必要があります。

失業認定申告書に、「失業の認定を受けようとする期間中に、就職・就労又は内職・手伝いをしましたか」という欄がありますので、「した」に○をして、さらに、カレンダーが記載されていますので、仕事をした日に、4時間以上だったら○、4時間未満はxを付けます。

管理人の場合、4時間未満だったので内職した日にx印を付けて提出しました。

いつもだったら書類を提出、10分ぐらい待って次回の申請書をもらっておしまい、とすぐに終わるのですが、今回は窓口に呼ばれ、バイト内容について詳しく聞かれました。
一日どれぐらい働いたか、報酬はいくらか、いつ振り込まれるか等。担当者がクラウドソーシングについて知らなかったようなので、こんな仕事ですよ、と簡単に説明。最後に、「収入があった時は、忘れずに申告するように」と指示されて終わりです。

バイトや内職をしたときは、必ず申請しないと、不正受給になったりする場合もあるので注意しましょう。

管理人の場合、数百円、しかもまだ振り込まれていないという状況でしたが、それでも申告が必要です。

 

失業保険 基本手当が振り込まれるのはいつ?

(地域により異なると思いますが) 実際の基本手当が銀行に振り込まれるのは認定日の2日後でした。結構、早いです。

 

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ハローワークでの職業相談(例)

何度かハーローワークで職業相談を行いましたが、その一つをご紹介。

対応して頂いたのは女性の方。

管理人のキャリアに近い職種の求人票を一つ頂いて、「取り敢えず思いきって求人申込してみると良いですよ」とアドバイスされました。ただ、よく見ると派遣。今まで正社員だった管理人には、どうも派遣というのは気が進みません。

派遣を下にみているというような意味ではありません。実際、いろいろな会社で経験のある派遣の方の方が能力的にも優れている場合も多いかと思いますし、ライフスタイルの一つとして派遣という形態を選ぶのも有りだと思います。ただ、ちょっと古臭い考えの管理人には、同じところで長く働きたいというのが希望です。寧ろ、自分の能力に自信がないから、正社員として会社という組織に守られたいという甘えかもしれませんが・・・。

後、「今までのキャリアを捨てて、事務職みたいなものはないですか?」と相談したら、あまりお勧めできないとの事。事務職は、やはり人気が高いらしく、管理人の性別(男)、年齢、かつ経験なしでは難しいだろうと。

求人は事務職でもたくさんあります。どれも女性限定なんて書いてないし、年齢制限も特別な場合を除いてありません。というか、これ労働基準法か何かで書けないんですよね。

だけど、結局、応募しても落とされるぐらいなら、ちゃんと最初から細かい条件を書いてくれた方が良いのに。。。

まあ、業務内容に、来客応対とかあれば、あ、男じゃだめだなってわかりますけど。

その代り、「介護とかマンション管理みたいな仕事はどうですか?」と言われましたが、今の管理人には興味なし。

何でもよいから就職するというのではなく、あくまで自分が興味を持てる仕事があったら申し込んで見ようというスタンスでしたので。

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失業保険 求職活動のまとめ

330日間の給付日数の間、計13回の認定日がありました。認定日には原則2回以上の求職活動の実績が必要ですが、管理人がどんな求職活動を行っていたかをご紹介します。

ハローワークや転職斡旋サービス(リクナビなど)で求人情報を検索、興味のある会社に積極的に応募というのが、早く再就職する為には必要な事だとは思いますが、管理人のように再就職先の希望条件(業種、勤務地など)がわがままだと、そう簡単に応募したいと思える会社は出てきません。また、再就職支援会社からの求人情報に一番期待していたのですが、現実には、希望に沿う情報は殆どありませんでしたので、実際の求職活動はあまり出来ませんでした。

そうなると、認定に必要な毎月の求職活動数の確保にも困ってしまいます。きっと、管理人と同じような方も多いのではないでしょうか?

管理人が行った求職活動にまとめます。

認定日 活動1 活動2
1回目 (ハローワーク主催)職業講習会(*1)  *最初の認定日は1回だけでOK
2回目 ハローワーク・アンケート(*2)  再就職支援会社面接
3回目 (ハローワーク主催)セミナー 再就職支援会社面接
4回目 ハローワーク職業相談 再就職支援会社面接
5回目 ハローワーク職業相談 (ハローワーク主催)セミナー
6回目 ハローワーク職業相談 再就職支援会社面接
7回目 ハローワーク職業相談 ハローワーク職業相談
8回目 ハローワーク職業相談 (ハローワーク主催)セミナー
9回目 ハローワーク職業相談 再就職支援会社面接
10回目 ハローワーク職業相談 ハローワーク職業相談
11回目 ハローワーク職業相談 ハローワーク職業相談
12回目 ハローワーク職業相談 ハローワーク職業相談
13回目 *残日数1日で求職活動不要

(*1,*2) : 職業講習会の受講とアンケート(&簡単な面接)は必ず行わなければなりませんでした。 

当初は、職務経歴書の作成・添削などで再就職支援会社との面接が月1回程度ありましたので、それとセミナー受講をメインとしていました。その後、再就職支援会社の面接も減ってきたため、殆どハローワークでの職業相談がメインとなってきました。

尚、管理人が通っていたハローワークでは前述のように検索だけでは求職活動として認めてもらえませんでしたので、面接(職業相談)まで行う必要があります。

職業相談ですが、管理人の場合、「○○関係の仕事で、△地域での仕事を探しているのですが、何か良い求人はないでしょうか?」といった感じで相談してました。後半になると、「今までのキャリアとは全く違う分野でも構わないので、何か事務関係の求人はないでしょうか?」というふうに変わっていきましたが。

担当の方によって、「せっかく今まで築いてきたキャリアを捨てるのはもったいない、まだまだ頑張って下さい」と励ましてくださる方、「マンション管理など、別の仕事で頑張っていらっしゃる方も多いですよ」と、異業種の仕事を勧める方など、いろいろなアドバイスを頂きました。皆さん共通していたのは「事務関係の仕事は、どうしても女性が中心で、総務・経理などの経験もない中高年齢の男性の就職は難しいです。」という事。

求職活動の確保に困っていらっしゃる方、ハローワークの職業相談、お勧めです。皆さん、親身になって相談にのって頂けました。

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ハローワーク 最後の認定日を終えて。そしてセミアーリーリタイア生活の始まり!

ハローワーク、最後の認定日が終わりました。 今日頂けるのはたったの1日分だけです。

いつものように失業認定申告書を提出して手続き自体はすぐに終わりました。最後だからといって何か特別な手続きがあるわけでもありません。

だけど、これが最後だと思うと感慨深いものがあります。

最初にハローワークに手続きに来たときと、今の気持ちを比べるとどうだろう? 最初の頃は何かウキウキ、といったら変ですが、会社から解放された喜び、そして、これからの人生どうなっていくか、不安より楽しみの方が勝っていたような気がします。ハローワーク等に行くのも、これも他の人にはなかなか出来ない経験などと前向きにとらえていました。

だけど、何度か通ううちに認定日がちょっと憂鬱になってきました。認定日にハローワークに行くという事は、「俺は失業者」だと認めにもらいにいく事なんです。管理人は、自分の意思で会社を辞めたので、「失業者」と言われると、「ちょっと違うぞ」という思いがあります。それなのに、ハローワークに行って認定を受けたり就職相談をすると「失業者なんだ」と認識させられてしまうのです。正直、ちょっと気分がへこみます。

管理人の就職条件は、長距離通勤は嫌だとか、かなりわがままな条件をつけていましたので、まあ1年間就職活動を行っても見つからない事は十分覚悟していました。実際に応募した会社は0です。ここだと思う就職先は結局ありませんでした。

そして、今日でハローワークも終わり。そうです、晴れて失業者ではなくなったのです。

もう、これから先、自分から積極的な就職活動は行いません。今日からはセミ・アーリーリタイアと宣言します!

なんで「セミ」が付くかって? まだちょっと完全リタイアを楽しむ自信がないのと、もうちょっとお金が欲しいな、せめてお小遣い程度は稼ぎたいという思いがあるからです。

 

以上、管理人の失業保険、ハローワーク体験記でした。

繰り返しになりますが、時期、ハローワークによって異なる場合がありますのでご注意ください。

 

尚、ハローワーク、28日毎に認定日がありますが、最後に数日余った場合の対応については下記記事をご覧下さい。

 

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